2009年1月の記事一覧

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MRの給料はどのくらい?:その①

―:あの、給料ってどのくらいだったんです?ズバリ。

元MR:ズバリ給料・・・。俺中途入社だったですからね。最初は確かに少ないです、給料は。手取り20なかったかもわからんです。

―:どうしても最初はそうですよね。

元MR:入社の頃はそうだったですね。だから本当に最初の所は本当に・・・他の業種がそうなんですけれども、普通にもらう給料としては多分20何万円、普通の、並みの給料はあるんですよ。どんな業種でも。(世間並みに)合わせてると思うんですよ。それからは働きぶりになってくると思うんですけれども。やっぱり・・・待遇って言うか、他の面がいいっていうのはありますよね。

―:福利厚生とか諸手当とか・・・?

元MR:メーカーとか。大手商社とかそうでしょうけど。やっぱちょっと小さな会社で働くのとまあ普通のメーカーとかで働くのとかと、まあ最初は初任給とか同じなんでしょうけど、それから進んでいくにつれて、家賃とかそういう(福利厚生の)フォロー、それと諸待遇、たぶんいいなと思います。俺はだから、前の会社の待遇で(比べて考えると)、給料というか手取りは確かに下がったかもわからんけど、他の貰える物って多くなってきた。家賃も払ってもらえてたし、前の会社だと家賃は手出し、でもメーカー、製薬メーカーとかになってくると当然家賃も出してもらえるし。家族持ちは家族持ちなりの手当てを、まあ(上限が)決まってますけれども、出してもらえます。

―:なるほど。やっぱり結構充実してるんですね。

2009年1月26日|

カテゴリー:待遇・労働環境について

MRの給料はどのくらい?:その②

―:なんとなくでいいんですけど、他に「前の会社ここが良かったな」っていうのはありますか?

元MR:そうですね、車なんかは普通の会社だと、出社して営業出てっていうスタイルで夕方に会社に戻って帰宅するんだろうけど、MRになってからは会社の車で家から卸さんへ直行なんで、夕方も病院が終わるのが7時過ぎるので、そのまま自宅まで会社の車で帰れましたね。

―:会社の車で家に帰ってもよかったんですね、うらやましい。ところで、ボーナスって言うのはどんな感じだったです?

元MR:ボーナスはいいです。ボーナスはよかったですよ。最初はどうしても30くらいしか無いのかな・・・。でもだんだんでも辞めるくらいには・・・60から70くらいありますね。でも俺は(職制としては)すごい下の方でしたから、なにしろ30から入ってますからね。だからもっと、やり手の人は軽く百万超えるし、周りに聞いても「あそこの課長(年収)1000万もらってるよ」とか、そういうの結構ゾロゾロいましたね。

―:ええホントですか!!いや~凄いですねぇ。ああなるほど、やっぱりあの、まあ待遇というか成績とかこう波が激しかったりすると。

元MR:大きいですね。働きとかそういうのが全然反映されるというか、だから底辺も、基本も良いですけれど、働きによってはもっとグンと貰える、日本系企業でもそうだったけれども、外資系の企業なんかはケタ外れに、俺の倍以上は軽く給料もらってるし、ボーナスなんか多分3倍以上貰ってるはず。

―:本当ですか!?

元MR:すごく羽振りがいいし、そんな貰ってるって聞いたことがある。

2009年1月26日|

カテゴリー:待遇・労働環境について

MRは肉体的にキツイ?

―:仕事柄で不摂生したりとかあるんです?

元MR:不摂生はやっぱり多いですね。飲み会とかそういうのが多いから。付き合いが仕事ですからね。

―:ところで仕事中に車の移動って多いんです?あの、荷物運んだりとか。

元MR:そうですね、車の移動ばっかりですよね。だから全部遠い地区を担当すれば移動は多いし。

―:ふむ

元MR:1人もんの営業スタイルだと、週の初めに会社に出て、資料を整理して、地方に行って、一週間ホテル住まいで、また一週間して戻ってくる。

―:ええ。

元MR:これが家族持ちになってくると、その県に家を構えるかアパートを借りてもらって住むけど、独身の場合には大抵支店のある場所から移動してその地区での滞在。ホテルとか。だから当然車での移動は多くなるし、遠い地区を持ってれば多い。

―:荷物運んだりとかは多いんですか?荷物抱えたりとか。

元MR:荷物抱えることはほとんど無い、ですね。MRはほとんど無い。薬局担当の方は、自分は病院回りだったけど、薬局担当の人、薬商部門って言うんだけど、そっちの人は自分の商品持って来たりもするから、だからもし重い商品があればそれを運んだりするだろうし、手伝ったりするだろうし。

―:あ、薬局担当と病院担当というのは全然違う物なんですね。

元MR:もう全然。だから医薬品の薬と薬局の薬っていうことはもう種類が違うんです。

―:ふ~ん。

2009年1月26日|

カテゴリー:待遇・労働環境について

在職中に苦労した事

―:確かに。あの、これまでで一番苦労した事って、「これはキツかった」って事、ありますか?

元MR:今まで苦労したこと・・・

―:「もうこいつはたまらないな」っていう。やっぱキツい先生に会った時です?

元MR:キツい先生・・・いままで色々苦労したけど、何がキツかったかな・・・。やっぱり親しくなったらなったで苦しいかなと。自分の場合、独身時代は楽しんでましたけどね。

―:ああそうなんですね。

元MR:休みの日とかにガンガン電話がある(笑)。

―:ははは。

元MR:「いまから宴会するから来い」とか。そういうのがあると・・・。まあそれが苦じゃなかったらいいと思うけど。

―:家庭持ったら結構キツそうですね。

元MR:まあ仕事は体力的にも精神的にもそんなにキツくは無い。それよりはやはり今までやってきた仕事の方がよっぽどキツかったから。それに比べればMRは全然キツくなかったし。

―:うん。

元MR:内容が、ドクター相手ということで、まぁ厳しいといえば厳しいかもわかんないけど、仕事はそんなキツくない。自分も入る前は、医者と対等に話ができるのかと少し不安があったけど、医者も人間、話せば面白いおっさんだったりするからね(笑)。

―:ってことはやっぱり仕事が合ってるか合ってないかが一番重要になってくるわけですね。

2009年1月26日|

カテゴリー:MRの営業スタイル

MRの研修について

―:MRさんってやっぱり結構研修とかやったりするんですか?副作用の情報とかって結構マメにチェックしとかないといけないようなイメージがあるんですけど。

元MR:MRっていうのは・・・医薬情報担当者(Medical Representatives)って言うんですけど、それが本来の仕事、副作用の情報をとか集めるのが本来の仕事だけど、民間の企業としては営利を目的とするから、それを行くついでに薬も紹介するし、それでちょっと買ってもらうのが仕事だけれども、本来の決まりって言うのは医薬品の情報を集めるって言うことが本来の仕事ですね。あくまで建前ですけど・・・。

―:ふ~ん。

元MR:そのためにも月々絶対講習を何時間受けなくてはいけない。年間に何時間講習受けなくてはいけないって決まってる。その講師役が薬剤師さんなんだけど、人によってはテストもされるから難しいんですよ。

―:あ、で、接待もそうなんですけど、あの、研修費っていうのは会社から出たりする物なんですか?それとも自腹で出したりとかするんですか?

元MR:研修費?

―:研修費って言うんですかね?研修にかかる費用で、例えばこの講義を何時間受けなさいとかの。

元MR:ああ、それは全部会社持ち。っていうか先生は専属の薬剤師だし、場所は会社の会議室だから。

―:ああ本当ですか。

元MR:それは会社持ち。だから週・・・月に何回絶対に(講習を)受けなさい、とかは決まってると思うんだけれども、それは会社の支店なら支店に全員集まって、受ける。

―:ふむ

元MR:それは全部会社持ちでやらなくちゃいけないし、そういうのを報告して・・・メーカーの組合かなんかがあるんだろうけれども、それに多分提出しなくちゃいけないんだろうし。それをやっている会社で資格とかいろいろ取れる。余談ですけど、月に1~2回会議・研修で会議室に集まって厳しい会議・眠い研修の後、同僚と飲みに出る。これが結構楽しい。いつもみんな離れ離れで営業活動してるからたまに会うとすごく盛り上がりますよ。

2009年1月26日|

カテゴリー:MRの営業スタイル

やっぱり接待ってあるの?

―:それであの、夜中とかも仕事があったりするんですか?

元MR:夜中はだから接待が多いですね(嬉しそうに)

―:ああやっぱり(笑い)接待が多いですか。

元MR:接待というのは多いでしょうね。

―:接待というのはお医者さんにやるんです?

元MR:お医者さんに、飲みに行くとかがメインだけどスタッフとかも呼ぶこともある。接待はね、飲み屋でしょうね。

―:ふ~ん。

元MR:だからまあ、ちょっと高いお店に行くことが多いですね。フグ喰ったりとか。

―:ああ、はいはい。

元MR:それが終わって二次会に、スナックとかクラブとか。

―:ああ、なるほど。

元MR:そういう接待、まあでもしょっちゅうは無いですけど。そういう地区でそういう先生が多い人は多いし、まじめな先生が多い地区はまじめな人が多いし。だからゴルフ好きな先生の接待には土日にゴルフに行くし、飲み会が好きな先生は飲み会に行くし、先生の趣味に合わせた事を見つけるのが仕事だし、それに付き合うのが仕事。これはMRに限った事じゃあないんじゃないかなぁ。

―:なるほど~いやすごいですね、なるほど。

元MR:それから接待とは違うかもしれないけど、(前担当していた病院の)「スタッフが新しい担当地区に遊びに行くからどこか楽しい所に連れていってあげてくれる?」って院長から頼まれる事なんかもあります。その時もいろいろ行ったけど経費として認めてもらいましたよ。

2009年1月26日|

カテゴリー:MRの営業スタイル

MRは定時に出社しなくていい?①

―:なるほど。MRのどの辺に魅力を感じたというのはありますか?この辺がいいなっていう。

元MR:魅力は・・・一番いいのは「会社に出なくていい」っていうのを聞いて(笑)。

―:ええっ!!会社に出なくていいって、それ定時に出なくていいっていうことですか?

元MR:出なくていいです。会社の規模や担当地区、営業所の位置にもよりますが、月に一回か二回会議があるときには定時に会社にでますけれども、大抵がその遠くの地方駐在者ですから、自宅から直接得意先に行く方が合理的ですし、出社時間はある程度自分で決められる。

―:どういう(勤務)形態なんです?昼休んで、夜営業活動かけるっていう事ですか?

元MR:だから、会社自体があることはあるんですけれども、まあメーカーになると、○○地方に支店がひとつとか、自分の会社は○○地方で、○県に支店がひとつしか無かったから○県とか○県とかいう人はもうずっと駐在してるから、地区で働くから、自分で全部決められるっていうか、その訪問先さえ行けば何時に出てもいいけど、一応朝は得意先や卸さん(薬の卸業者)に行かなければならない。

―:あの、卸さんって何ですか?

元MR:卸さんって言うのは薬を病院に運んでくる、○○さんとか○○さんとか○○さんとか、ああいう卸さんさんが地区ごとに全部ある、根を生やしたね、○県で言えば○○さんとか、そこにメーカーが行く。

―:なるほど

元MR:だから、形態としてメーカーが卸さんに行く、卸さんが病院に行く、だから、メーカーは全部の病院に回りきれないから、卸さんさんに「○○の病院の情報」をもらうと。

―:ああ、なるほど。

2009年1月26日|

カテゴリー:MRの営業スタイル

MRは定時に出社しなくていい?②

―:卸さんに会って情報をもらうっていう事でしたけど、卸さんに会って具体的にはどんなお話をされるんですか?

元MR:「あそこの病院はこういう薬を使ってますよ」「あの薬はこういう副作用が出ましたよ」そんな感じで色々回る。メーカーも行くけど、メーカーはひとつの県に大体(MRが)2~3人、大手のメーカーはひとつの市に(MRが)大勢いるけど、(自分は)中堅のメーカーだったから。まぁひとつの県に1人。だから卸さんに会っていかなくてはならない。もちろん毎朝卸さんには会っていくけど卸さんは卸さんで仕事があるから、朝8時から会議したりして・・・9時くらいから大体会えるかな。卸さんというのはいつも毎朝どこかの薬の説明会をやる。

―:ふむふむ

元MR:だから、その説明会の時は朝8時くらいから行くけど、それが無いときはもう9時前後に行って卸さんと話をすると。そんなところですかね。

―:ふ~ん。

元MR:だから、(出社時間は)決まってないっていうか、朝どこどこに絶対に行かなくてはいけないっていう会社の出勤の形態は違うっていうだけで、朝出なくていいっていうわけではない。卸さんがそこの別々の地区にあるから、そこに行くまでに時間がかかったりするから、(出社時間は)バラバラでいい。用が無かったら別に行くことは無いけど、まあ用が無くても卸さんには大抵顔を出すけど(笑い)、要は出なくていいっていう訳じゃなく、(自社の出社時刻が)決まってないだけであって。

―:そうなんですか。びっくりしました、「会社に出なくてもいい仕事なんだ」って思って(笑)。

2009年1月26日|

カテゴリー:MRの営業スタイル

MRを志望したきっかけ

―:あのすいません、じゃあMR、というか製薬業界へ入られたのきっかけっていうのを聞かせてもらいたいんですけど。


元MR:自分の場合は中途採用だったけど、新卒の場合はまぁ一応どこの会社でも一緒で就職活動して入ると思うけれども、それはどこだって一緒だから、中途の場合はだから、自分の場合は中途で入ったきっかけとして、どうしても前の会社を病気で辞めたから、その病気で辞めて病気を治すために入院生活2年と長かった。で、そういう事を入社時に、面接の時に話したらその面接担当者の人が、業界は病院関係だからその、「病院に入ってて2~3年も入院して、そういう経験があるならぜひ!」と、その職場に役立つ。病気がデメリットになるんじゃなくて、それが良い事だと、それだけやってきた事を認められたからその所長が雇ってくれた。

―:なるほど。

で、そのデメリットをまぁ、利用するじゃないけど、たまたまその所長が気に入ってくれた事が大きな理由。自分だって10社以上は受けてるけど、やっぱどうしてもその、何も考えられずにポンと切られる時もあるから、せっかくうまくいってたんで本当の事話して「何で前の会社辞めたの?」。正直に話せばそれとピッタリ所長の意見が合うこともあるし、そういったいきさつでその会社に入って、(病気の長期入院が)アピールポイントであったから良かったけど、「そんなに入院してるなら社会から遠のいているな」と言われたらそれでお仕舞いだし、そのへんはやっぱり雇ってくれる人事担当者ってのは結構その時大事になってくる。


―:やっぱり事前に調べるって事と、あとやっぱり人それぞれに志望する理由ってあるんですけれども、その辺の意図をはっきりとアピールするってことが大事になるんですね。


元MR:そうそう。それをしないといけない。


―:まぁやっぱり上手いアピールポイント見つけられて向こうの方と意見が合ったらこれほどやっぱりいい事はないという事ですね。

2009年1月26日|

カテゴリー:MRの営業スタイル

MR転職前の準備

―:大丈夫ってことでしたけれども中途でも。中途だと年齢は・・・。

元MR:う~ん、今だったら結構中途はいいんじゃないかな。即戦力だし。絶対そっちの方が。中途でMR資格を持ってれば、これに越したことは無い。

―:なるほど。

元MR:新人だったらまず、営業に出るまで一年くらいかかる。半年くらい試験勉強とかいろいろ勉強ばっかりさせられて、そして半年後研修とかでいろいろ回るんで。やっと一年くらいたって担当持って回らされるから。その期間が回収できないから。中途で評判がよければそれに越したことは無い。

―:MR資格って勤務経験がないと取れない・・・?

元MR:ああ、そんなようなことを聞く・・・詳しくはあんまり知らないんだけどね(笑)

―:ははは。

元MR:だから、大学生がMR資格を取ろうと思っても無理なのかな。勉強しとくに越したことはないけど、何年間かの医療経験じゃないけど、そういう営業経験が必要じゃなかったかな。そもそも業界の設けた資格だし。

―:ある程度下地を付けとこうと思ったら、例えばそういうのって本屋で売ってる物なんですかね。それとか通信講座とか。

元MR:そうそう、今はある。そういうのを読んどけば全然違うかな。だから試験でもあればすぐ受かるだろうし。年々難しくなってきてるから。あんまり舐めてかかると落ちちゃうかもよ。

―:ははは(笑)

元MR:あんまりナメてて「なんだ誰でも通るじゃん」とか思って全然勉強しなかったら落ちるかも。ただまあ、落ちても別に資格がなくなるとかそんなんじゃなく、5科目あって、自然科学から薬学から、体内とかいろんな分野に分かれてて、それで一科目落としたら次に受ければいいし、その次に1回か2回まで猶予があるのでその間に取ればいい。だから俺たちの頃は10年前くらいは1年に2回試験があったから、結構チャンスはあった。一年半の間に全科目取ればいい。そんな感じだった。俺らの頃から試験は変わったかもわかんないけどね。

2009年1月25日|

カテゴリー:MRに転職するには

MRに必要な資格

―:あと、必要な資格って言うのはありましたかね?

元MR:必要な資格はだから、それはもう10年位前から決まって、MR資格くらいのもんかな。だから薬剤師資格っていうのはあったらいいけど、それはもう必要じゃない。それはその支店とかに1人薬剤師が絶対いる事で、それは薬局とかでもそうだけど、その人は当然薬局、薬剤師資格だから当然そういう仕事しかしないし、営業としては資格はいらないけど、まああればそれに越したことは無い。

―:ええ。

元MR:薬局、医学の方だからMRでも外資の方では薬剤師の資格持ってるのがいる。そいつはすごく出来が良かった。やっぱ、本当の話ができる。薬剤師の資格持ってるMRって事で。しかもゴルフも上手いと。兼ね備えてる。ダントツに売り上げる。

―:凄いですね。

元MR:○○地方でコイツは凄く有名だった。

―:本当ですか。すごい。

元MR:凄い。鬼に金棒の。資格も持ってるし。

―:凄いですよね、それって。

元MR:若いのに。俺と同じくらいだった。先生と対等に話せる。

―:そうですね。

元MR:こう(手を上下に動かす)じゃなくて、対等に話せるってことは先生もうれしい。病院の中に居たら先生もみんなから尊敬されてるって言うか、(その反面周りが)本当の事を言ってくれない。

―:うん。

元MR:そいつになると先生も対等に話して、「あの手術のときこんな事に気をつけたらいいですよ」とか「こういうことやったらいいですよ」とか、そんな話をしながら「こういう時にこういう薬使ってください」とかやったら、もう一発で入る。対等の会話をすることができる。

―:ああそれって凄いですよね。MRだったらやっぱりいろんなところに出るからいろんな事知ってるでしょうからね。

元MR:知ってるそういうやつを先生は好む。本当に対等に話してくれるやつ。

―:ほぉ。なかなか難しいですね。てことはやっぱり薬学関係の知識って言うのが一番重要視っていうのか。

元MR:まぁだからそれはさっきも言った様に、資格としてはだからあるに越したことは無いけど、そう別に使う事はない。それよりもやはりゴルフとか、大学の時にゴルフクラブにいたとか。そういう方がよっぽど情報が得られる。

―:僕の昔の友達に、建設会社の社長の息子がいてですね、「大学に入ったらゴルフの練習をするんだ」とか言って勉強頑張ってましたけどね。

元MR:そういうほうが絶対いい。もし経営者になるんだったら絶対いい。

2009年1月25日|

カテゴリー:MRに転職するには

学歴について

―:それであの、理系と文系ってありますけど、理系の人が多かったりするんですか?

元MR:営業はやっぱり文系。だけど工場とかは全部理系。開発とか学術関係とかは理系の人が多い。

―:ふ~ん。

元MR:やっぱ営業はほとんど文系。扱ってるのは薬だけど、やってることは営業だから。

―:やっぱそうなんですね

―:で、基本的にやっぱり大卒っていうのが、大卒の人っていうのが基本なんですよね。

元MR:そうですね。大卒しかいないですね。

―:まあ確かにいろいろ勉強していかないといけないでしょうからね。

元MR:いや・・・そんなに(苦笑)

―:ははは

元MR:ただ偏差値的なものはほとんど無いと思う。

―:ふ~ん。

元MR:いいメーカーは確かに学歴があるけど、中堅とかそっちになるともう売り上げの方だから、なんかに秀でてる方がいい。

―:ふ~ん。

元MR:野球で甲子園に行ったとか、柔道やってて体がデカいとか。そういうほうが先生と話しになるから、なんか(話の)ネタを持てそうなやつが面白いって、最低でも大学は出ててほしいなと、いい大学に越したことは無いけど、いい大学になればなるほど今度は個性がなくなってくるから、そんな周りを見ても超一流の大学っていなかったな。

―:個性って言うのは面白いですね。確かに就職活動の時に、あの「大学で何をやってましたか」って結構聞かれたりする。そういうのがあるんですね。

元MR:そう、ある。それがまさにこの業界では出るかなと。「頭がいい」だけじゃ駄目だなと。

―:ああ、ということは最後はやっぱ営業なんで。そういう、喰らい付いていくような。

元MR:そうそう、そういう話が上手くて遊び好きなやつがなる。

―:ああ~なるほどな。なんかわかってきましたね。

元MR:だから面白いやつにとっては面白い。

―:でしょうね。

元MR:難しいと思えばこれほど難しいことは無いのかもしれないけど。

―:ははは。でしょうね。

元MR:話し方ひとつで切られちゃうから。

―:ああ~それ怖いですよね。

元MR:怖い。

―:おんなじ所にやっぱずっと行くんであれですよね。まぁ僕なんかもやっぱりちょっと(今の仕事で)似た様な事(法人回り)やってるんですけれども、ちょっとやっぱ揉めて切られたりとかりっていうのが。

元MR:そう、それがやっぱり頭にあるんでね。切られちゃいけない。

2009年1月25日|

カテゴリー:MRに転職するには

MR試験について

―:ところでMR試験ってやっぱり難しいもんなんです?

元MR:MR試験のことで言うと、MR試験が騒がれたのが15年前、医療報酬改定とかの変化で業界の水準を厳しくしようって事になって、そしてMRという資格を設けようって、でも業界の決めた資格だから、そんなに厳しくもない。

―:ええ。

元MR:だから今度からMRって言う資格がないと病院に出入りできないんじゃないかと、そう思ったから業界はみんな資格の勉強一所懸命始めたんだけど、始まってみるとそれほど厳しくない。誰でも病院出入りできるし、都会に行ったらそりゃちょっとはあるのかもわかんないけど、MR証を見せろとか。まあでも自分が辞める時までにそういう病院無かったし、MRだから得したっていうのも無いし、それはただ単に会社に入る時に有利になるのであって、一旦製薬業界に入るとMRなんて希少価値が無くなって、資格について突っ込まれたら「今勉強してます」とか言えばいいし、いずれ取ればいいんだし、医師の資格が無いから医者になれないとかじゃないんで、それほど厳しい差は無いと思う。

―:ううむ。

元MR:MR試験も勉強すれば段階的に取れるし、一回落ちたからまたゼロじゃなくて、一回落ちても落とした科目だけまた取ればいいから。

―:ええ。

元MR:いま、辞めてから5年になるけど、どういう状況かよくわかんないけど、そんなね、MR証が無ければ仕事ができないっていう程のもんでもなかった。そんな感じかな。

2009年1月25日|

カテゴリー:MRに転職するには

中途入社と新卒の違い:その①

―:やっぱり中途入社の場合と新卒で採用された場合っていうのは、入社後の待遇とか仕事の方針とかの違いがあったりするもんですか?

元MR:まあ(会社の採用の方針としては)大きく分けて新卒と中途の採用の仕方があると思うけれども、入ってみて解ったのが「ウチの会社は結構中途入社が多い」と。ただ会社の組織自体のやり方もあると思う。新卒しか入れないってこともあるけど、まぁ業界が10年から15年前からもう中途採用というか即戦力求めることになったから、ウチの会社も50~60人くらい営業がいて5~6人、まあ1割か2割くらいは中途だったって事は、まあこういう会社だったからやりやすいのかなと思ったことはある。ま、でも反面入ってきてずっとやってきて新卒と中途ってのは会社の使い方は全然違ってくる。だんだん実感してくる。新卒って言うのはもうある程度、1年か2年くらい自分の会社で研修してきて育ててるから、大事に使っていくと。だから担当地区も5~6年、長くて10年くらいで変わっていくパターンが多い。

―:ああなるほど。そういう違いがあるんですね。

元MR:でも中途って言うのは自分の場合、十数年くらいしかその会社にいなかったけど、5回代わってる。だから自分の場合所属が10年で2回代わってる。担当地区に至っては10年の間に5回代わってる。

―:おお。

元MR:普通にやって2年に1回代わってる。だから引越しに至ってはもう6回くらいやってる。

―:そんなに(引越し)したんです?

元MR:だから入社の時に寮に入って退社の時に、結婚したせいもあるけど、まぁ合計で7回。

―:それはかなり多いですね。

2009年1月25日|

カテゴリー:MRに転職するには

中途入社と新卒の違い:その②

―:という事は、やっぱり採用時の条件(中途採用)が転勤の回数に影響してるっていうことなんですかね?話聞いてるとちょっと回数が多い気がするんですけど。

元MR:担当変えだけでも4回か5回くらいあるわけだから、自分らと同じ新卒の同級見てるとそんなに頻繁に変わる事はないし、自分は変わってるって事をある程度振り返ってみると、あそこに欠員ができたからあそこに行かされてると、こっちに誰かの欠員が出てるから行かされてるという場合が中途の場合良くある。同期で入った中途に聞いてもそういうことが多いと。

―:ほおお。

元MR:だから会社としては、中途を雇う理由と新卒を雇う理由はたぶん違ってる。待遇もたぶん違ってると思う。その辺もわきまえてから会社に入らないといけない。会社の先輩に聞いていかないといけない。そういう所がある。部署が変わってくると「なんでお前みたいのなのが?」みたいな目で見られる事もあるし、その時はこっちで雇われたけどこっちの所属になってくると「なんでこんな中途がいるの?」とか思われることもあるし。

―:ふ~ん。

元MR:それはそれでしょうがない。自分で頑張って行くしかないから。

―:やっぱり新卒の人もその辺を踏まえて(業界に)入ってくるんですかね?

元MR:(新卒者はMR業務の)中身はたぶん知ってないと思う。新入社員で入ってくる人見ても。「大変そうですね~」とか「凄いですね~」とかみんな言うけど(入る前は)待遇しか見てない、たぶん。結局(内情は)入ってからでないとわかんないし、新卒で入ってきても1年か2年ですぐ転勤する人も結構多いよ。

―:まぁ確かに入る前からわかんないですからね。

2009年1月25日|

カテゴリー:MRに転職するには

他業種からの転向は不利?①

―:ところで僕がもし転職するとして、他業種からの移転って事になるじゃないですか。そうなるとやっぱり不利なんですか?「(会社側としては)中途だったら同じ業界じゃないと嫌だ」とか、そういう感じって言うのはあるんです?

元MR:いや・・・まあ同じ業種が多いことは多いけど、他業種でも結構・・・。俺の知ってるのだとアパレル関係とか。その辺から来てる人も居たし、全然他業種でも。とにかく人物が面白ければいい。

―:なるほど(笑)。やっぱりそうなんですね。

元MR:結構雇われることがある。

―:ああ、性格が明るいとかその辺で。

元MR:そうそう。「なんかちょっとこの事務所に居ないような人物だな」と思うと「ああ、じゃこいつを先生の所に回らせれば面白いかな」と。それだけ。

―:ふ~ん。ああなるほど確かに。

元MR:それで当たればいいわけだから。

―:ハズレだったら外していけばいいし。

元MR:そうそう。企業ってのはそういうもん。

―:そういうもん(笑)。ところであの、結構長く追っていく仕事だと思うんですよ。長い目で見て追っていく商売だと思うんですけど、(売り上げ目標の集計って)月ごとに区切りとか、半期ごとに区切りとか・・・。

元MR:だいたい半期。俺らの時は半期だったけど、まぁ月ごとには絶対会議とかある。一月に一回ある。会議・研修は絶対ある。売り上げの追求があって、予算を建てて、半期に一回大きな会議をしてって感じだったかな。

2009年1月25日|

カテゴリー:MRに転職するには

他業種からの転向は不利?②

―:ところでメーカーさんってノルマってありました?

元MR:ノルマはだからその、担当地区によって変わってくるから。大体前年同期とか。一年前に比べて大体一緒か一割くらいアップしたものを予算としてもらう。大体その程度。

―:初動はやっぱりあの、中途の人じゃなかなか結果が出ないと思うんですけど、とりあえずポイントとしてはやっぱりしっかり回ると。

元MR:そうそう。とにかく最初は回ることだね。それしかないのかなと思う。俺も最初の頃は全然右も左もわからなかったけど、地区受け持ちさせられて新人同行が2~3ヶ月あって、「じゃあ自分で一人で回れ」と。自分じゃ(受け持ち地区の事情は)わからないから、地方で10階建てくらいのデカイ病院があって、「まぁここでも入ってみようか」って行って、受付でいきなり「院長いますか?院長先生に合わせてください」って言ったら院長先生が会ってくれて、上の10階の凄いデカイ院長室で会ってくれて、「ちょっと場違いな所に来ちゃったな」と思ったけれども「会ってくれるからいいかな」と思って。

―:ははは。

元MR:で、会っちゃって、そしたらその院長先生ざっくばらんな良い人で、「おたくの昔のプロパー」昔はプロパーって言ってたんだけど、「プロパーよく知ってるよ」とか、そういう話があるからデカい病院でも臆さず行くことかなと。

―:ああ、やっぱそうなんですね。

元MR:変な所に変な切り口がある。

―:ふ~ん。

2009年1月25日|

カテゴリー:MRに転職するには

他業種からの転向は不利?③

―:でもまったく面識の無い病院にアポなしで訪問するって結構度胸がいりますよね。それって結構経験者でもビビっちゃうんじゃ・・・

元MR:大体ビビる。大きな病院に入るだけで。大体入り口でチェックされることが多い、薬剤部とかの入り口で。でも時々ポンと上がれる時がある。先生が昔のMR知ってれば。「お宅の所と昔よく付き合ったよ」とか「よく昔ゴルフしたな」とかなってくるから。

―:ふむ。

元MR:時々入れる。だから担当代えになったらとにかくどこでもいいから入ってみる。それを卸さんと密に情報交換してると色々教えてもらえるようになってきて、「あそこの先生良い人だよ」とかなってくるし、そういうことの情報交換が仕事だから。

―:やっぱり最初は配った名刺の数が勝負って事になるんでしょうね。やっぱり薬局とかから切り込んでいけるって事もあるんです?

元MR:そうそう。やっぱり最初の入り口は薬局。「どちらの薬使ってますか?」って「ウチの薬使ってますか?」「ああ使ってるよ」って言ってもらえればそこから入りやすいし、「お宅の使ってないよ」って言われれば「こういうのもありますよ」ってなってくるし。入り口はやっぱり薬局。

―:やっぱり卸さんと医療機器メーカーさんが重要になってくるんです?

元MR:やはり一番最初いいのは卸さんと同行して、紹介してもらうってのが一番手っ取り早い。

―:ああ、そこまでしてくれるんですね。

元MR:卸さんをやっぱり上手く使うって言うか、上手く付き合っていかないといけない。卸さんとはね。大事なこと。

―:それはなんかイイ話ですね。

2009年1月25日|

カテゴリー:MRに転職するには

MR求人情報の探し方

―:なるほど。もしあの、(製薬業界に)入りたいなと思った時にどの辺からコンタクトを取ったらいいもんですかね?

元MR:入りたい時・・・やっぱり求人情報がいい。もし(転職したい人間が)MRだったら周りに聞くのがいちばんいいし、だから俺も働いてる時に、売り上げを結構伸ばしてる時だったら、「ちょっとウチ来ませんか」とかよく声掛けられた。

―:ああいいですね。

元MR:「あんただったらウチでも勤まる」とか言われて。まあでもその時は変わるとか全然思ってなかったけど。もしまあ移るんだったら、業界でやってるんだったら周りから移るのが一番かな。「この業種募集してない?」みたいな。そしたらもし「アンタだったら雇うよ」ってことになったら「とりあえず話そうか」って事になってくるし。

―:ふ~ん。

元MR:自分の場合はやっぱり同級生がMRだったから、それから話をいっぱい聞いて、どういう職業とかどういう業種がいいとか、知ってる人から色々聞くのが一番ベスト。

―:ああやっぱり知ってる人から聞くのが一番いいですよね。あとやっぱ求人とかにしても営業職だったら不定期に出ることがあるでしょうからね。4月に一斉にとかじゃなく。

元MR:そうそう。なんにも無い所からMRになろうとするとやっぱり求人情報とか見ていくしかないかな。俺も最初は新聞とか、求人情報一杯読んで。あとハローワークとか行ったらたまたま。そのままポンポンポンと。

2009年1月25日|

カテゴリー:MRに転職するには

製薬業界の展望:その③

―:医薬品業界の展望と言う事についてもう少し突っ込んでお伺いしたいんですけども、政府の方針と言うのはどういう事なんでしょうか?

元MR:自分としてはですね、この業界というのは政府の方針に流されるというか、左右されていると思うんですよ。

―:ああそうなんですか。

元MR:政府の方針というのは医療費の削減です。医療費を削減するためには診療報酬の見直しですよね。診療報酬の見直しっていうのは、毎年あったり、数年ごとにあったり、自分もあまり詳しくは覚えていないですけど、絶対必ずあります。

―:はい。

元MR:診療報酬ってのは、点数ですよね。医療にかかった色々な点数を言います。薬だけじゃないですよね。医療全般ですね、この見直しがあるわけなんですね。

―:はい。

元MR:そして、医療報酬の見直しの中での薬価の改定もあります。これが一番の問題ですね。だいたい薬価の改定ってのは数パーセントから7パーセントくらいです。

―:はい。

元MR:薬価の改定ってのはダウンですよね、まず上がる事はないと思います。特異な薬で上がる事もあるんですけどもね、ほぼ下がりますね。

―:はい。

元MR:当然薬価が7パーセント下がれば、企業としての売り上げも7パーセント下がります。それが数年ごとにあるとすれば、企業の売り上げも数年毎に下がっていくわけですよね。

―:なるほど。

元MR:だから、その売り上げダウンを埋めるためにも新薬の開発っていうのは必要になってきますよね。

―:ああそうか、そうですね。

元MR:こういう事がだいたい医薬品業界の流れと言えますね、だから政府の方針というのはこの業界にとっては影響力が大きいと言えますね。

―:そうなんですね。

2009年1月25日|

カテゴリー:製薬業界を取り巻く環境

医療報酬の改定について

―:製薬業界が大きく変わった様な時期っていうのはあったんですか?

元MR:やっぱ業界が大きく変わったのは20年、15年前くらいに大きく変わったかなって思う。医療報酬や医療負担、それに老人保健なんかが変わって、なかなか大きく変わったよね。

―:定期的にあれって変わってますよね。医療報酬とか、あのへんってやっぱり影響したりするもんなんです?点数で確か報酬が・・・。

元MR:点数っていうか2~3年で医療報酬の改訂があって点数が変わってくるから、それで結構点数が変わってくる。同じ薬ずっと売ってても値下がりしてくるからその値下がりの利益を新薬で補う。だから薬メーカーが新薬をどんどん出してくる。同じ薬でも全部は売れないし、だからやっぱり開発費がいるから薬は高くつく。

―:何年か前に医療費の負担が2割から3割に変わったじゃないですか。あの辺とか業界的に何か影響ありましたかね?

元MR:ああ、あれやっぱり影響あったんじゃない?昔は1割だったのにね。ずっと。それが2割から3割になって、やっぱりそうすることによって、医者に来なくなるから。スーパーで値段が上がったらスーパーに来なくなる。それと一緒で医者が高くなったら医者に来なくなる。ちょっとは我慢する。

―:ああなるほど。

元MR:昔は老人ばっかりだったけど、老人が医療費ゼロだったから、老人も払えって事になったから、減ったと思う。しょうがないのかなと思うけどね。

2009年1月25日|

カテゴリー:製薬業界を取り巻く環境

後発医薬品・ジェネリック医薬品とは

―:薬っていうのは自社で開発した薬って言うのを売っていくわけですかね?

元MR:そうですね。やっぱ開発費が高いから、それだけのその薬の利幅もデカい。

―:ああなるほど。

元MR:だから自社で開発できる設備があればいいけど、なかなか全部が全部開発できないし、後発医薬品。後発医薬品って言ってもひとつひとつ微妙に成分を変えていたりする。だから、前の薬は同じ成分だけれども、添加物が多かったら、後発医薬品は添加物を少なくすると。添加物に副作用が多かったら添加物を少なくすると。

―:ジェネリック医薬品っていうのは後発医薬品っていうのと同じような感じ?

元MR:そうそう。先発医薬品とジェネリック医薬品。今でこそジェネリック医薬品がコマーシャルとか政府の勧めで強くなったけど、なかなか先生にそれを認めてもらえない。

―:ほぉ

元MR:だからそれはもう営業力と値段。それさえ気に入ってもらえれば変えてもらえるけど、なかなかもう変えてもらえない。大学病院なんて特に。

―:ふむ

元MR:そういうこと。先発医薬品の信頼度は高い。下手な安い薬使って副作用があったらいけないし。保障も少ないし。それが問題ですね。ジェネリック医薬品を使うときの問題点。

―:薬の保障って言うのがあるんです?薬を売る時保障を付けて売ったりとかあるんです?

元MR:保障・・・、どういえばいいのかな。一応だからその、副作用に対する保障は多分あると思うけどそれもメーカーによって、薬の会社にもよるのかな。だから大手の薬を良く使うのかなと思うけどね。ワケのわからん薬使って、だから極端な話、漢方薬でも外国の怪しい漢方薬なんか使って(副作用が発生したら)誰が賠償するんだと。だから妙な薬は使えない。

―:ううむ。

元MR:だけど、効くってわかれば使う人もいるし、その辺の兼ね合いがあるから、だから先生としてもやっぱ大手のメーカーで信頼があるところを使いたいというのはあると思う。

―:はいはい。

元MR:まずはやっぱり、ブランド力のあるところは大きいかなと。ブランド力=営業力っていうか、それに人柄かなと。

―:まあそれは確かにそうですよね。

元MR:あまり薬の詳しい話は聞かないでください(笑)。

―:ははは、わかりました。

2009年1月25日|

カテゴリー:後発医薬品・ジェネリック医薬品

大学病院の営業:その①

元MR:また(営業先の区分として)医科向けとデカい大学病院向けはやり方が違うし、大学病院向けは大変だなと思う。

―:あ、そんなに大変だったんです?

元MR:(営業先は)医局って言うところにあって、医局の入り口で(MRが)みんなズラッと待ってるから、同じ業者同士でも先に話すとか。先生の仲の良い人としか話してくれないとか。厳しい。

―:大学病院っていうのは普通とは違うわけですね。普通の病院とは。

元MR:大学病院とかそういう所を担当するのであれば、MR資格とかそういうのを言われるところもあるんじゃないかな。(大学病院の)入り口として「薬剤部」っていうのがあるから、薬剤部でいろんな許可をもらって大学病院の営業活動ができるというわけだけど、それは薬局長・薬剤部に任されている権限だから「お前の所は何にも無いから来なくていい」って言われれば出入りできないし。

―:ええ。

元MR:それは大手のちゃんとしたメーカーであれば出入りができるという事ですね。

―:やっぱり大学病院の仕事は大きかった・・・?

元MR:大きい。基幹病院だから、地域の病院の基幹病院って言う位置付けがあるから、だからそこで薬が採用されれば、そこから(大学病院から外部へ)出て行く先生は(採用された薬を)全部使っていく。

―:ああそうか。

元MR:だからそこをひとつ押さえてしまえば(押さえたメーカーの薬が)全部広まっていく。だから大学病院となるとどこのメーカーも力入れる。

―:なるほど。それは大きいですね。

 

2009年1月25日|

カテゴリー:病院別の営業法

大学病院の営業:その②

―:他にも製薬会社的に大学病院と仲良くするメリットってありますか?

元MR:そうだね、やっぱり大学病院は治験もしてもらえるし。

―:あの、治験って何でしたっけ?

元MR:治験っていうのはだから、薬がその正式に認められる前の、研究段階。

―:ああ。それって臨床試験とかっていうんでしたっけ?

元MR:そうそう、薬っていうのはその成分が見つかって一般的に出回るまでに10年から20年くらいかかるから。

―:はいはい。

元MR:今使われているインフルエンザの薬だって、もう10年から20年前には出来てるわけだから。それを何回も何回も治験して、そして厚生(労働)省の許可が下りて、販売できるから。だから治験をしてもらえるだけでも、その大学の先生に言わないと。

―:じゃあ、治験はもう大学病院じゃないと、駄目・・・?

元MR:絶対ダメ。大学病院で治験して、それから後大手の病院でも何例か症例を集める。それは決まってる、何例集めてどのくらいの確率で良くならないと駄目。副作用だったりとか、その辺を色々集めるのが、それが仕事かなと。本来のMRとしての仕事かなと。

―:ははは。本来のですね(笑)。あの、なんとなく構図が見えてきましたよ。ていうことは大学病院って言っても、転勤してポンと、まあ支店みたいなところに自分ひとりで行って、医局も薬局も大学病院も全部回らないといけないっていう風な感じになって来るんです?

元MR:そういう地区が・・・その地区に大学病院があれば、やっぱり旧帝大系とか、ああいう所はやっぱデカイから。

―:はいはい。

元MR:担当すると大変かなと思うけど、売り上げもデカくなってくるから。

2009年1月25日|

カテゴリー:病院別の営業法

医科と薬局の薬の違い

―:薬の中にも「医科向け」と「薬局向け」って分かれてるんです?その辺もよくわからないので良ければ教えていただけますか?

元MR:だからお店で売っている薬が薬局(担当の扱う)の薬。

―:そのまんまですね(笑)。担当さんはそれぞれ違ってるんですか?

元MR:だから調剤薬局担当じゃなくて、胃薬とか売ってるあっちの薬局担当。あれ(薬局)の担当の人っていうのはやっぱりいる。それから自分たちのように病院向けの、医科向けの担当の方の病院は薬の区分けで行くと、作用の強いほうが病院の方、作用がちょっと弱いのが薬局担当。

―:あ、それなんとなくわかります。

元MR:だからちょっと薬作用が弱いって言うか、そういうのは(一般)販売用。病院になるとやっぱり作用の程度が大きいんでその分扱いが厳しくなる。

―:あの、くすりの○○みたいな大きなドラッグストアってあるじゃないですか。あれって言うのは中に、そういう薬局担当の方の販売の車が入っていくんですかね。あの、一般でも買えるような風邪薬とかってあるじゃないですか。

元MR:ああ、そうだね。それが薬局担当。

―:それでお医者さんが扱う薬が特殊な感じ(の薬)。

元MR:そうそう。だからもうあっちのほうに行くと普通の商品と一緒のような感じ。

―:ふむ。

元MR:だから、在庫が無くなったら在庫を入れて、売れる商品があったらそれにPOP貼ったりして。普通の商品と一緒の考え方。薬局チェーン店で売ってるのは。病院の方はそういう事は、今はできるようになったのかな・・・?昔はそういう事はしちゃいけなかった。だから昔としては、今では医科向けの薬でも結構、医科向けの薬だったけど、薬局向けに売ってもいい薬たくさんでてるから。

―:うん。

元MR:だから昔は宣伝とかあんまりしちゃいけなかったし。病院のコマーシャルもできなかった。今は病院のコマーシャルもしていいって時代になった。昔はコマーシャルはしちゃいけない、そういう強い薬に関してはね。

―:そうなると、CMが駄目って事になるとやっぱり営業力がモノを言う・・・

元MR:そう、営業だけに任される。本当はね、薬の作用だけで先生に選んでほしいんだけど、やっぱり、商品みたいなもので、営業がよければ薬も売れる。作用だけではないっていうのをこの業界に入ってやっとわかった(強調)。

―:あはは。

元MR:今はインターネットがあるから情報はすぐ入るけど、昔はホント年数回の学会と自分たち営業からの情報しかドクターには入らなかったから、役割も大きかったと思う。

2009年1月25日|

カテゴリー:製薬営業のポイント

診療科目の違い

―:それであの、小児科とか内科とか診療科目があるじゃないですか。ああいうのって営業内容に関係があったりするんです?ちょっとその辺がよくわからなくて。

元MR:中堅以上の会社だったらいろんな薬持ってるから全部の科に行くけど、メーカーによって整形に強い薬とかある。たとえば○○製薬さんだったら耳鼻科のメーカー、あと・・・内科系が強い薬とか泌尿器とかそれぞれ得意なメーカーがあるから、それは大体決まってる。そこがたとえば手術をたくさんする病院だったら、その手術の時たくさん使う薬を持っていればそのメーカーが行くし、それはメーカーの薬によるし、それは決まってないけど、それはメーカーごとに。就職する時にそのメーカーが何に強いか、やっぱりあらかじめ調べておいた方がいい。

―:診療科目で営業内容も大分変わってくるでしょうからね、なるほど。という事はあらかじめ希望のメーカーの得意技というか、メインで扱っている薬の内容は就職前に知っておいた方がいいんでしょうね。人によっては苦手な科目もあるかもしれないし。

元MR:だから例えば「自分はそういうの(苦手な科目)に回りたくない」と思えば嫌だろうし。小児科の薬の得意なメーカーで、例えば子供が嫌いだったら小児科には多分行かないほうがいいだろうし。

―:なるほど、(さっきの話に出た)副作用の情報なんかはいろんなところから回ってきたりするんです?

元MR:それを集めるのが本来の仕事ですね(笑い)

―:ああ本来のですか(笑い)

2009年1月25日|

カテゴリー:製薬営業のポイント

課長さんのポジション:その①

―:あの、さっきから課長さんって(会話に)出てきてるんですけど、課長さんって結構偉い人なんですか?

元MR:だから、普通は課長は偉いから、そう営業にはあまり出ないけど、まあ支店とかそこにあれば、課長も時々来たりするし、やっぱり上の人が多いから、外資系だったら結構課長って言っても若い。30代の課長も結構いっぱいいる。

―:課長さんって言うのは支店長クラスじゃないけど、営業の統括っぽいポジション?

元MR:そう。課長って言うのは営業部の統括でいるから、人当たりは良いけど、同じ会社同士だと課長はたぶん、部下からは必ずイヤがられている。

―:あ、そうなんですか。

元MR:そういう話を良く聞く(笑)。自分の場合もそうだったかな。

―:本当ですか。

元MR:他の会社の人から見ると「おたくの課長はとっても人当たりがいいね」って見えるけれども、課長はデキる営業だからであって部下に対してはとっても厳しい。そういう話が多い。優しそうな感じだなって言うけれど「大嫌いだ」っていう人が多い。だからその、部下をね。

―:部下としては突っ込まれ方はどうなんですか?「売り上げが無いじゃないか」とか?

元MR:売り上げだけ(キッパリ)。上司関係は売り上げだけ。ま、営業に関しては色々なやり方があるんだろうけど、とにかく売り上げだけは言われるから、売り上げさえ上げれば別に良いわけだから。部下にとって嫌なのは私生活の事に必ず口を出してくる上司。上司からすれば、全ての面において把握したいんだろうけど、部下からすればそんなことまで上司に話す必要があるのかって、ちょっと腹立つこともあるね。

2009年1月25日|

カテゴリー:製薬営業のポイント

課長さんのポジション:その②

―:たとえばあの、課長さんだったらある程度把握してるわけですよね。「この人はココとココ」みたいな。それで「この地区だったらココとココなのに、どうしてお前はあそこ行ってないんだ」とか「どうしてお前はあそこを掴んでないんだ」とか、そういう細かい所まで突っ込みがあるんですか?

元MR:それは絶対ある。自分の会社の場合だったら、月に一回「課長同行」って言うのがあって、各エリアの状況を調べると。結構それだとキツイものがあるけど、(担当先に)行ってないと話が合わないし。

―:ああ。

元MR:先生に会って「お前久しぶりだな」なんて言われたらとんでもない事になる(笑)。

―:ははは。

元MR:冗談半分でよく言う先生がいる。「久しぶり!」って。「先生来てるじゃないですか!(笑)」っていう、そのくらい打ち解けてればいいかなと思うけど、本当に久しぶりだったら、課長同行の時にも話してもらえないし、シャレにならない。

―:ああ~ですよね。いや僕も今勤めてる会社もですね、一番嫌なのがやっぱり突っ込まれる事なんですよ。「お前最近あそこの調子どうだ?」って、すごい嫌だったんですよ。やっぱりどこでもあるんですね。

元MR:どこもそれがある。行ってるけど中身が一緒じゃ無かったりすることもあるし、だか会社の、上司の手前行かなくちゃ行けないなって所もけっこうある。

―:ふむ。

元MR:それはしょうがないかなと思うけどね。どこの会社もある事だけど製薬会社なんて特に(先生にベッタリ)だから。自由に営業が、時間とかそういう制約が無い代わりに、たまに所長・課長同行なんかの時は結構厳しく感じる。

2009年1月25日|

カテゴリー:製薬営業のポイント

新しいエリアに配属されたら

―:それであの、転勤した時って全然知り合いいないじゃないですか。新しい営業先に行ったときって「新しく担当が変わるよ」って感じで行くような感じなんです?

元MR:そうですね。だから担当が代わるときは突然言われる時も多いけど・・・。だいたい一ヶ月くらい、2月か8月くらいが多いね。外資だと6月か12月。

―:「担当が代わったからよろしくお願いします」みたいな感じで

元MR:それは普通の営業と一緒かなと、

―:あとやっぱりあるのが、新規ってあるんですよね?新規開拓みたいな。

元MR:やっぱり「営業だから新規開拓しなくちゃいけないかな」っていう事?

―:ええ。やっぱり、僕が仮にそっち(製薬業界)に行ったとして、やはり新規開拓ってあるのかなと。僕の立場から言ってですね。

元MR:やっぱり新規・・・会社によって違うと思うけれども、やっぱり新規はだいたいどのくらい取らなくちゃいけないとか、売り上げを取らなくちゃいけない。で、どうしても薬って言うのは、まあ後発医薬品がたくさん出てくるから、競走が激しいから先生も使って変えていく商品もある。で、売り上げが下がった分新規で入れなくちゃいけない、その辺のサイクルを考えなくちゃいけないし、ずっと百万売ってたからその病院はずっと百万じゃなくて、新しい薬が出てくれば新しい薬に変えていくし。じゃそうなるとウチも新しい薬を使ってもらわなくちゃいけないし。やっぱ商品として、どんどん古いものは変えられていくし、売り上げ下がっていくし。だからある程度(新規は)覚悟しとかないと。

2009年1月25日|

カテゴリー:製薬営業のポイント

先生と仲良くなるには:その①

―:あの、先生のアプローチの仕方から教えてもらえます?いろんな(診療)科目ごとにお医者さんがおられて、その診療科目ごとに攻め方が違うという感じ・・・?

元MR:科目ごとというより、やっぱりドクターの性格ごとに違う。自分の例を挙げると、内科の先生にちょっと独特な先生がいて、まぁ例えば例として、先生に趣味を聞きたいんですけれども、まあ(趣味なんか)わからないですから、「あそこの病院には行ったことが無い」と。そういう時に周りのMR仲間の人に聞くんですけれども、「あそこどうやって入るの?」と聞いたら「あの先生は将棋をする」と。

―:ふむふむ。

元MR:で、将棋するって言っても・・・そんな急に(将棋が趣味なんですって?なんて)言えない、ガンコそうな先生だから。

―:ふふふ。

元MR:で、「じゃちょっと紹介してやる」って事になる。だからMR同士の付き合いって大事かな。そしてちょっと紹介してもらって「じゃあ昼休み将棋をするぞ」となって、その先生診察が終わった後将棋をするから「将棋用の部屋は別にある」となる。

―:ええ。

元MR:スタッフがいるところの横に行ったら4~5台将棋板が並んでて、先生と事務長と薬局長とがいて、そしてこっちにはMR連中。ま、当然(将棋の)ベテランばっかりですけど、新しい人はなかなか入れないんですけど、当然自分なんかは将棋はしないんでなかなか(入り込むのは)難しい。そこで(対局を)見ておくと。ま、それで顔を覚えてもらうだけでもいい。

―:あぁ、なるほど。

2009年1月25日|

カテゴリー:製薬営業のポイント

先生と仲良くなるには:その②

―:という事は診療科目なんかの違いよりも、それぞれの先生の性格とか趣味をまず掴むことが大事なんですね。

元MR:そうそう、まずそういう情報を掴む事が大事。それを掴むためにMR同士の情報から行って、入っていかなくちゃいけないかなと。よくそのMR同士の相手方のライバル会社の課長クラスになってくると(他社の)MRの捕まえ方がうまくて「自分があそこに行った」みたいな話になって、「あそこに行って診察受けててアンタの所の薬が出たよ」とか言うんですね。で、「アンタ売ってるね」なんてちょっとおだてられると、すると若いMRはすぐに何でも答えちゃう。

―:ああなるほど、そうなんですね。

元MR:そういうあのMR同士のやりとりも大事なんだと。そして「そんなことないですよ~、あそこの先生大変だったんですよ~^^;」っていう話になって「何が大変だったんだい^^?」って。で、「あそこの先生はガンコで~^^;」とか言って。で、「(先生と)ちょっと飲みに行ったらいいですよ」「おう、わかった」みたいになってくる。そういう入り方もある。

―:ああ確かにそういう所あるかもしれないですね。やっぱり顔が利くようになってきたらそういうのが良いって言うのがありますよね。法人回りって結構そういう傾向があるっていうか。

元MR:だから同じ会社同士の引継ぎじゃどうしてもそれ以上の事はわからないから、やっぱりそこの場所に行って同業者から話し聞いて、しかもそれがベテランだったらもっといいかなと。まあ(自分の場合)中途入社だったんで結構年も行ってたから、それで結構年配の人と話しすることができるというのはあったけどね。

2009年1月25日|

カテゴリー:製薬営業のポイント

先生と仲良くなるには:その③

―:とりあえず、ま、営業のやり方はそれぞれの先生によると。先生によるってことでどういう話にしていくかっていうのがMRの腕の見せ所っていうか。

元MR:そうですね。担当が変わってまず先生の市場調査じゃないけど、先生を知ることがまずは卸さんに聞くこと、それからMR仲間に聞くことが一番大事かなと。普通の業界だったら、あの、ライバル会社とあんまり話さないと思うんだけど、製薬会社って結構ライバル会社と良く話すんですね。

―:あ、本当ですか。

元MR:それが違うとこかなと思う。他の業界と。

―:あ、それは卸さんとかじゃなくて他の業界の、もう完全に競合するところと。

元MR:そうですね。競合するところと良く話してますね。自分だけかも知れないけど・・・。

―:本当ですか。

元MR:うん。自分も話すことによってその情報もまた入ってくるし、良く話してますよ。嫌がる人もいます。確かに。営業として自分は絶対、その営業内容を話したがらないという人もいる、けど得てしてどうしても、同じ会社でやっていく、同じ地区でずっとやっていくローカルな商売じゃないから、いろんな所から来ている人がいる。そしてその県に数人しかいない人が営業をしている。お互いその地区に数人しかいないって事になると、そっちの結びつきの方が強くなってくるから、だからライバル会社とかじゃなくて、同じ業界で同じところに出入りしている友達になってくることが多い。

―:ふ~ん。

元MR:だから、そんなふうにいろんな所から情報が入ってくる。あの先生とここに飲みに行くとか、あそこのスナックに行くとか、ああいう趣味持ってるとか、「じゃ今度一緒に誘ってよ」って言う風になってくる。それから話が入ってくると思う。同じ業界の、ましてや同じ会社の先輩とかから入ってくる情報よりも、横の情報の方が多い。引継ぎなんて結構いい加減だから。

―:確かに。まぁ基本的に引き継ぎで担当が変わったら一から全部やり直しですからね。

元MR:自分で・・・スタッフとかいろんな所から全部自分で聞くと。それが仕事かなと思う。薬売るのは次かなと(笑)。

―:ははは。

2009年1月25日|

カテゴリー:製薬営業のポイント

先生と仲良くなるには:その④

―:あの、薬局向けと医科向けっていうのは(仕事の内容は)違ってくるんですよね?

元MR:だから、薬局向けに行けば本当に商品売るのと一緒で、まったくリンゴ売るのと一緒で、大量に入れる店と大量に売れる店を見つけていけばいい。その程度くらいかな。医科向けは本当に「情報を売る」、売り買いするって感じかな。先生も情報を欲しがってると。真面目な先生は副作用とかの情報を欲しがってるけど、飲み屋の情報とかを欲しがってる先生とかもいるし。

―:ははは。そうですね。先生がどの辺の情報を欲しがってるっていう、その辺がわかったらですね。やっぱその辺も先生によって違ってくる・・・?

元MR:全然違ってくる。その辺をあらかじめ踏み間違えずにいかないと。先生から見ればやっぱり、患者さんの合間に会ってくれる、MRだから。やっぱ楽しい会話持ってきてくれないと。

―:ああそうかそうか。っていうことは「先生ちょっとお邪魔しましたけど良かったら合間に待たせてください」みたいな、(診療の)合間を抜けて入っていく。

元MR:そうそう。嫌がる先生もいるね。「忙しいのに何の用だ」と。

―:ああ。

元MR:でも、楽しい会話してくれると、「良く来たな」となってくる。原則的に患者さんの診察が終わってから来るから、もう先生も一息ついてるところだから、そこでまたカタい話しちゃうと、嫌がる。

―:ほぉ。

元MR:だからちょっと(診察が)終わったところで、「ちょっとお茶でも飲みながら」みたいに話せる話から、「じゃ先生、今度飲みに行きましょう」と(笑)。

―:ははは。

元MR:それが一番ベストかな。

―:そうですね。やっぱ最後は飲みですね。

2009年1月25日|

カテゴリー:製薬営業のポイント

MRから他の業種へ転職する流れ

―:あと、あのMRさんから薬剤師になった方とかっていうのはおられます?

元MR:MRから薬剤師は・・・。

―:薬局作っちゃった人とか。

元MR:それは何人か知り合いもいますけど、やっぱり薬の事やってる限りはそっちの方が、まあ自分で店を持ちたいと思えば薬局の方に行くだろうし、病院の先生と仲良くなって、それで病院の中に入って事務長とかやってるって人も結構いる。そういう流れが多いですね。

―:ふ~ん。

元MR:(MRと)医者とは切っても切れないし、毎日毎日顔を会わせて接待もしてれば先生と仲良くなる。「じゃあウチの病院に来ないか?」って事で事務長になったり薬局長になってたりする事もある。で、もしひとりもんだったら外資で散々稼ぐと、こういう作戦がいいかなと思う。

―:ははは。それでこう名前をある程度売ったところで。

元MR:そうそう。

―:安定した頃に転職しちゃう。

元MR:さんざん稼いで1000万稼いだ頃に「貯まったら自分で薬局やるのもいいかな」って結構そういう人もいる。そういう夢持ってる人が。

―:ふ~ん。

元MR:散々稼いで薬局持って。薬局持ったらお店だから自分の知識で。自分が薬剤師の免許持って無くてもあとは薬局のつながりがいっぱいできるから。メーカーも、先生も。それで薬局開く金さえあれば。そしたら後の事全部わかるし。

―:あの一つ目なんですけど、1000万って貯まるもんです?ちょっと結構凄い数字のような気がするんですけど。

元MR:いや、だからもう、稼ぐやつは年収1000万くらいあるだろうから、ひとりもんだったらね、我慢すればすぐ、5年くらいあればすぐ貯まるんじゃないかな。

―:そうなんですね。

元MR:結婚して貯めようと思ったら難しいけどね。だけど(お金が)入る業界だと思う。特に外資系とかはね。

―:それとあの、薬局を作る時とかは、資格が無い場合は薬種商の資格を取るものなんですかね?

元MR:(薬局を)開く人としては資格はいらないんじゃないかな。開くのは薬種商の資格を取るのかもわかんないけど、するのは薬剤師さんがいればいい。薬局を開くための、薬局のオーナーになればいい。

―:ああ、なるほど。薬剤師さんは連れてくる。

元MR:薬剤師さんは連れてくるし、薬局長も連れてくる。だから薬局のオーナーとして、会社名としてなんとかチェーン店、何か名前を全然別に付けて、そして薬局をいっぱい持ってる人たくさんいる。中で働いている人は薬剤師だけど、大きな大元は全然普通の民間人、金持ってるやつ。何の会社でもそうだけどね。

―:それであの薬局立ち上げた時に思うのは、病院と一緒に立ち上がったりする場合ってあるじゃないですか。病院で診察して薬を処方するのはこちらみたいな。あれってやっぱり繋がりとかでできてくるんですか?

元MR:あれは全然院長の信頼がある人に薬局長になってもらって、昔は全部院内調剤だったけど、10年位前から調剤薬局は全部外へ出すようになってるから全部出てるだけど、ほとんど中のスタッフも一緒だから、院長の信頼で、院長の兄弟だったりとか、先生の奥さんだったりとか。

―:ああ、っていうことはやっぱり横の繋がりが激しい業界っていうか、凄い関係があるんですね。

元MR:そうそう。凄くある。

―:ってことは落ち着いてここで根を張るんだ位の。

元MR:そうそう。

―:ああなるほど、そういう流れなんですね。

2009年1月25日|

カテゴリー:待遇・労働環境について

経費について:その①

―:あと金銭的なところで会社はある程度その辺見てくれたりとかするんですか?

元MR:それはその辺のアパート借りてくれるし、家族持ちだったら家族持ちなりの事もしてくれる。引越し代も当然見るし。そういう事全部見てくれる。その辺のフォローはやはり大手企業の方がいいかなと思うけど、その辺はあると思う。

―:そうですね。

元MR:あとこの業界に限らないことかもしれないけど、出張には日当とか食事代とかいうのも結構出る。

―:あ、本当ですか。

元MR:一日その・・・出張てのは遠くに行ってるわけだから、遠くに行ってる手当てみたいな物が1000円か2000円くらい出る。1000円か2000円じゃないか、もっと出ると思う。それは会社によって違うけど、外資だったらもっと多いだろうし。あと食事代とかも出る。一食あたりいくらと、そういうのも出る。

―:ああ、そうですね。っていうかあの接待の話でも多かったんですけれども、なんか別途手当てとかって結構多そうですよね。

元MR:それはだから俺もこの業界に入って思った。やっぱ薬の説明会とかしなくちゃいけない。それはもうノルマとして月何回とかやらなくちゃならないって決められてるから。それは先生と薬局長の許可をもらって「この日のこの時間から説明会させて下さい。スタッフさん連れてきて下さい」と。ドクターは来れば来るほどいいんだけど、たまにはスタッフさんだけの事もある。「なかなか集まらないから、忙しいから」って。その時は集まった人数分の弁当とか食事代とかを持つ。

―:でも話し聞いてると「結構経費はかかってるな」と思いますね~。

元MR:経費はかかる。

―:凄いですよね。

元MR:それぐらい経費がかかっても薬の利益はデカい。

2009年1月25日|

カテゴリー:待遇・労働環境について

経費について:その②

―:あの、変な話なんですけど、まあ食事代って言っても夜中に飲んだりとか、そういうのも出る・・・?

元MR:それも(経費の)使いようかなと思うけどね。それも卸さんと一緒に行ったりドクターと一緒に行ったり、一緒に行けば絶対にいいんだけど、一緒に行くような事・・・この下調べみたいなもんを、その名目しだいかな。

―:ははは。

元MR:それは使いようかな。

―:ああなるほど。

元MR:どこの会社でも一緒なんだろけれども、一応それはいいかなと。

―:ゴルフの費用が経費っていう話もさっき出てましたし。

元MR:だから大きな企業になればなるほど経費で落とせる、いろんなものが落とせる。規模の小さい会社だとどうしても細かい所まで突付かれるけど、大きな会社に行けば行くほどやる事もでかくなるし、プロジェクトも大きくなるし、予算も大きくなるから、それだけ持たされる設定も大きくなる。

―:ほぉ~。

元MR:そんな感じですね。

―:経費は偉大ですね(笑)。すごい。っていう事は逆に先生が釣りが趣味だったと仮にしますよね、じゃあちょっと「今週(魚釣りに)付き合いたいんですけど、経費いいですか?」みたいな事を仮に提案したとして、それが通ったりする可能性ってあるんです?たとえばあの「ちょっと僕も釣り付き合いたいんですけれども」みたいなですね、「呼ばれちゃって~^^」みたいな。まあ別に釣りじゃなくてもいいですよ。別に将棋でもいいですし。

元MR:それは、使える。充分使える。

―:おお。

元MR:それはあの度合いとか程度とか色々な物があるだろうけれども、基本的には上司に認めてもらえれば。

―:ふ~ん。

元MR:だから先生と一緒に、レジャーでも何でもいい、ゴルフでもなんでもいい。先生が好きなことならいい。

―:いやぁ・・・凄い・・・、凄いですね本当に。

2009年1月25日|

カテゴリー:待遇・労働環境について

経費について:その③

―:で、あの僕今の会社では接待とかあんまり縁が無いからですね、「経費」って言われてもいまいちピンと来ない所があるんですけれども。

元MR:(接待を)する人はガンガンする。自分もあんまり接待好きな方じゃないけれども、しなくちゃいけない時もあるから。

―:そうですね、僕はやっぱり元々そういう、自腹ではゴルフとかしたりしないからですね。そういう事を聞くとちょっと不安があって「下手くそだったらちょっとどうかな」って思うし、やっぱりこっそり練習とか打ちっぱなしとか、やっといた方がいいんですかね?

元MR:それは日頃も練習しないといけないし、練習するためにちょっと金かかるかもわかんないけど、練習って言ってもその・・・接待が練習みたいなもの(笑)。

―:ははは。

元MR:だからその辺はやり方次第で「先生教えて下さいよ、僕下手なんですよ~^^」と、そうすると先生も「よしわかった、今度俺が教えてやる。次スタッフと一緒に行こうか」と。教えるのが楽しい先生も結構いる。

―:ああ~なるほどなるほど。そんな手があるんですね。

元MR:競うのが楽しい先生もいるけど、「お前なんか下手だから来なくていい」っていう先生も確かにいる。でも「先生が一番だ」とやっといて周りは下手な奴で全部固めると。結構こういう先生多い。

―:ふ~ん。

元MR:「教えてください!」ってのが一番楽。金は出るし教えてはもらえるし。それが嫌ならしょうがないけど、そういう付き合い方がある。

―:なるほど、面白いですね。

2009年1月25日|

カテゴリー:待遇・労働環境について

休みなのに接待(笑)

―:休みはどんな感じだったです?

元MR:休みは原則完全週休二日ですね。

―:ほぉ。

元MR:だけどまあさっきも言ったけれども、接待とかあれば、でも接待もしょっちゅうあるわけじゃない。あっても仕事じゃない、もしゴルフを自分が好きならね。ゴルフは接待じゃなく楽しみだと思えばいい。会社の金で楽しめると、結構そういう人多いよ。会社の金で遊べるんだと発想を切り替えてガンガンやる。自分から進んで接待をやる人も多い。会社の金で飲みに行く人も多い。会社の金ですからね。

―:ははは。

元MR:そんなのばっかりですよ。

―:本当ですか!?

元MR:自分から(接待やろうと)言っといて(自分は)打ちっぱなしで金出すだけ。コースを回る時は経費で落とす、当然ドクターと一緒ですよ。

―:ふ~ん。

元MR:それが多い。

―:ああ、てことはやっぱりある程度遊びに長けてないと駄目なんですね。

元MR:遊びでも何でもそれに長けていればいい。だからゴルフとかも、「あそこのメーカーのあいつはゴルフが上手い」って評判が立てば先生たちも「ぜひあいつとやってみたい」って。それがまあ、だから「ゴルフが上手い=出世する」という風なのがこの業界の・・・暗黙の了解ですよね。課長以上は大抵ゴルフ上手い。

―:やっぱり接待はゴルフが一番多いんですか?麻雀とかは無かった?

元MR:麻雀は・・・まぁ昔は麻雀あったんでしょうけどね。俺も昔は麻雀したけど・・・、昔一件麻雀大会ありましたね。でも・・・俺らの学生の頃の、20年前のような、あんな感じの麻雀ではないです。

―:確かに麻雀不健康ですからね。徹夜とかになったりしますからね。ってことはやっぱりゴルフと飲みって事に・・・?

元MR:そうですね。それがメインでしょうね。でも地区によってはドクター仲間で野球のチーム持ってたりするから、休日は試合する事もありますよ。

2009年1月25日|

カテゴリー:MRの営業スタイル

結婚生活について:その①

―:あと結婚の話とかってもう少し詳しく聞きたいんですけれども。やっぱり転勤が多いのと結婚生活っていうのは因果関係が・・・?

元MR:そうですね。これが一番、直接仕事とは関係ないけど入って感じたのが、MRって仕事柄独身の時は出張が多い。それはしょうがないかなと思う。寮で1人暮らしも多いけど。結婚して家族が本当に異動してくれればいいけど、よく周り見てると結婚して遠くに飛ばされてしまうと家族が付いてこないことが多い。

―:あ、そうなんです?

元MR:大抵ひとりで回ることが多い。家族も中学生か高校生くらいになってくるから。動けないから。だから単独で、40か50になってくると単独が多くなってくる。どうしてもそうなると体壊す人が多くなる。体壊す人が増えるか、まぁちょっとおかしなことになってくる人が多い。夫婦関係がマズくなってくる人が多くなる。

―:本当ですか。

元MR:それがMRの、まあそういう業界の体質じゃなくて、どういう業種でも担当地区が代わったり出張が多くなってくるとそうなるのかもしれないけれども、この業界では多い気がする。

―:まあでも確かに年取って半分独身みたいな感じになって、結構外の付き合いとかがあったりするとそうなっちゃう。

元MR:そうそう。だから出ずっぱりで出張に行ってれば、やっぱずっと飲みに言ったりするし、一緒に行く人もいるし、サークルに行ったり、そうしたいろんな付き合いが作られてくるから。

―:そうですよね。

2009年1月25日|

カテゴリー:MRの結婚生活

結婚生活について:その②

―:やっぱりいろんな付き合いができるとどうしても・・・。

元MR:そう、場所が変わってくると付き合いも変わってくるから、それで結構いろんな事になってくる。離婚したりする・・・、周りを見たら・・・もう4~5人離婚している。「おお、結構意外に多いんだな」と。

―:はは・・・

元MR: でもそれで(MRを)十数年くらいやってて「ああ、しょうがないかな」と。これはわかる気がする。

―:あの、1週間出張っていう話があるんですけれども、普通単身赴任って言ったら平日は向こうにいて、週末帰ってくるって言う形が多いですよね?

元MR:それが多いですね。家族は地元にいるわけだから、あとは一週間ホテル住まいだから、どうしても朝はその地元の卸さんに行かなければいけないから、また直で戻ると交通費もかかるし、じゃ1人だけでも出張した方がいい。それで独身の場合は帰ってくるけど、単身者・駐在になってくるとまあホテル代いらないから。

―:駐在っていうのは向こうに・・・?

元MR:担当の地区に家族と一緒に住む。

―:ああ、そうですよね。

元MR:大抵家族だったらそれが認められている。単身だったらなかなかそれは認められない。どうしても。家族だったらそこで地盤が安定するからいいなと思う。自分の解釈では。

―:そうですね。

元MR:単身・・・家族だったらいいかなと思うけど。ある程度ここに居付くっていう見通しが立たないと家族を連れて来づらい。

―:なるほど、そりゃそうですよね。お子さんもいらっしゃるでしょうし。

2009年1月25日|

カテゴリー:MRの結婚生活

外資系企業と日本系企業の違い

―:さっき給料の話になった時に「外資系」って言葉が出てきたんですけど、外資系企業と日本系企業って結構体質が違いそうですね。

元MR:そうですね。それはありますね。

―:給料の話を聞いた時に「すごいな」という印象を受けたんですけど、反面外資系ってドライな印象を受けると言うか。外資系と日本系の体質って、やはりあの日本系ってやはりある程度雇用が安定しているっていうか続くっていう・・・。

元MR:そう。日本系の企業はまず終身雇用。今は大分変わってきましたけれど、20年前に就職したころには終身雇用が根強かったんで、一回入ったら定年までいる。それが普通の調子だったけれどもですね。外資系はそんなことない。いらなくなったら捨てられる。だからいらなくなったら給料高いけれども、転勤かクビになるかどっちか。

―:なるほど。で、MRさんって結構食い込む事が仕事じゃないですか。って事は結構あちこちコロコロ変わってたら、結局は長い眼で見てお互いプラスにならないような気がしたんですけれども。逆に長くやってる人ってある程度顔が利いたり、あると思うんですよ。

元MR:まあ、長くいればですね、だから大抵4~5年で転勤というのが多いですよ。

―:ふ~ん。

元MR:だからちょっと他のメーカーに聞いたところによると、日本の大手のメーカーに10年くらい居るところもあると、でも大抵4~5年ですね。

―:それで別のエリアに移動する。

元MR:だから、○○管内に大きな支店があって、それぞれの県に各支店がある場合、○○管内で4~5年住んでいると、それはメーカーの規模によって全然違ってくるし、ちっちゃなメーカーになると日本全国支店が無くて、後は全国出張でそれぞれの地方1人で回ってるとかそんな感じだったし、メーカーの規模・・・規模によりますね。

2009年1月25日|

カテゴリー:待遇・労働環境について

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